プロパンガスの物件って?

よく都市ガスとLPガスの物件があった場合に絶対都市ガスにすべき!という意見を聞きます。
これ確かに間違いじゃないです。
一般的に都市ガスとLPガスだとガス代で見ると都市ガスの方がほぼ全ての地域で安くなってます。

これは資源エネルギー庁の報告書である
「石油ガス流通・販売業経営実態調査 報告書」を見ても明らかです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この資料をベースすると基本料金の時点でLPガスは1800円程度で東京ガスであれば1056円です。
ただ、利用量についてはLPガスの5m2は都市ガスの約11.3m2の使用量になるため同じ数字では計算できません。
これはLPガスの方が熱量が高く都市ガスの2倍以上のパワーがあるので同じお湯を沸かすならLPガスの方が少ない量でわかせることになります。
で、あればLPガスの方が半額だから得じゃない?となりそうですが元の単価が高いのです。

LPガスで5m2だと3800円ぐらいだと報告書にあります。
これを東京ガスの金額で計算すると、2074円ぐらいになります。

つまり都市ガスとLPガスの差額は「2740円/月」ぐらいとほぼガスを使わない一人暮らしですらこれだけ毎月変わってきます。
年間にすると3万円程度の差が出るので選ぶなら都市ガスと言われる理由です。

ただ、だからといって都市ガスだけにこだわるのはおすすめしません。
似たような物件がありプロパンガスだけど家賃や管理費が安い、部屋が広い・駅から近いなどがある場合、
都市ガスで同じ条件にしようとすると部屋が狭くなったり駅から離れたり別のデメリットが多くなるケースが大半です。
つまり、ガスは高いもののガス以外の物件にかかる費用が安くすむのならばガスの種類は気にしなくていいことになります。

なのでどちらがいいかと言われたら都市ガスですが都市ガスにこだわりすぎると
そもそもイマイチ物件を掴んで損するかもしれないといったお話でした。

なお、入居前に物件のガス会社がどこなのか。料金の目安はいくらなのか?については大家や管理会社経由で確認することが可能です。

気になるお客様は物件の問い合わせをする際に知りたいとエージェントへお知らせください。